べっぴんさんようやく軌道にのってきたキアリスだけどひとりだけ取り残される
ようやくスミレ達のやってきたことが世間に認められてきた。
百貨店の売り上げも目標の三倍だった。
社長直々に、百貨店にキアリスの支店を出してみないか、と言われるし。
順調だ。
対照的に、夫の紀夫さんの状況はどんどん悪くなる。
自分のやりたいこととやるべきことが違う、という。
次期社長という任務がプレッシャーになってるのか。
仕事に行かず、家で洗濯物を取り込んでたたんでいたり、まるで主夫だね。
奥さんの仕事が順調だと、嫉妬する旦那っているらしい。
奥さんが稼ぎ出すと、とたんに働かなくなる旦那もいるらしい。
子供が急に子役として稼ぎ出すと、金の亡者になる親と一緒か。
紀夫さんはこの例とは違うけどね。
君枝ちゃんのお姑さんは優しいねえ。
前はお金持ちのお母様って感じで、プライド高くて嫁に厳しいって感じだったけど。
預かっていた龍一を、母である良子ちゃんが「迷惑かけませんでしたか?」と心配して聞いた。
お姑さんは「龍ちゃん?ええ子よお・・・」とほんとに優しく答えた。
じ~~~んときたね。
キアリスによって、みながお世話したりお世話されたり。
人と人のつながりって結局、それが基本なのかも。
誰にも世話にならん!とか頑固な気持ちが人を遠ざける。
お互い様ってことだね。