すべてが自分にちょうどいい

メンタルが弱いので家にいてテレビばっかり。こんなんでいいのかと思いながら今日もダラダラ。お金も大事、仕事も大事、だけど、自分が楽しいことが一番。あと掃除とか関ジャニとか京都とか。

星野源の本を読んでみたらめっちゃ良かったので紹介します

「逃げ恥」のドラマを観ていたのが、ほんの数ヶ月前だって信じられない。

あの頃から、星野源をテレビでよく見かけていた。

だからかなあ、本屋でも、やたら彼の本が平積みになっていたりする。

嫌でも目に付く(別に彼が嫌とかじゃないけど)・・・

 

だから、ちょっと立ち読みしてみたのです。

 

そしたら、なかなか面白かったから買ってしまった、という。

 

この人はずっと歌手だと思っていたけど、俳優でもあるし、文章も書ける、というマルチな人なんですね。

初めてのエッセイ集であるという

 

そして生活はつづく」。

  

 意外にシモネタもあったり、結構等身大の自分を書いているエッセイだった。

お腹が弱く神経質で一人が好き、でも人は好き。

自分に劣等感があるけど、やりたいことがいっぱいあって、頑張らない程度に頑張る日々。

まあ普通の真面目な青年なんだな、という印象を受けた。

 

 

 

ある日、口内炎が出来た。さらにその口内炎が引き起こす新たなストレスによって、からだのいろんな部分に不具合が出てくる。そんな状態からイライラが募り、どんどんマイナス思考に陥り、最終的に「おれなんか消えてしまえばいいのさ」となる自分。自己中心的でめんどくさいタイプである、と。自分は、自分のことしか考えない自己中心的な「気にしい」である、と。

そんな自分を、大好きな落語家、二代目桂枝雀の発言を書いている。

 

「気が寄る」というか。自分のことを、思いすぎるんですね。でも、実は自分を思うことが自分を滅ぼすことなんですな。人を思うことが、本当は自分を思うことなんです。

                           本文より引用

 

これには、私もやられました・・・

星野源も、この言葉を聞いて「その通りだよお」と思ったと書いている。

 

 

確かに、自分のことばかり考えている人より、人をあっさりと思いやれるような人のほうが魅力的に見える。自分の立場とかプライドとか、そういったものを常に考え、なるべく自分が損しないようにいつもピリピリしているような人より、たとえ自分が多少損をしたとしても、「いいじゃない」とあっさり前に進める人のほうが、ストレスも少なそうで、かつ生きることを楽しんでいるようにも見えるだろう。

                        本文より引用 

 

星野源も、前者の人だって、私も間違いなく前者の生き方だよお・・・

 

私も、常に自分のことばっかり考えているな。

自分のからだの変化とか体調のこととか、心のちょっとした不安だとか心配だとか、毎日毎日そのことに消耗して生きているなあ。

 

「気が寄りすぎてしまう人」なんだな・・・

 

そうだよね、自分のことばっかり気にしているからノイローゼみたくなるんだろう。

 

 

枝雀さんの言う「あなたも私もないように」なることが、笑い合う、ということなんだと。

 

難しいけどね。

やはり、自分が「楽しい」と思えること探しが、自分を忘れることの近道なのかもしれない。

そして、自分を忘れたときに、人を思いやれる、というか、人のことを考えられる、人間になるのかもしれない。

 

星野源、なかなか「分かってる」人だなって思った。

 

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