お母さん、娘をやめていいですか、残酷な遺言
完全に母子逆転になっている。
小さい頃から、娘(波瑠)がママ(斉藤由貴)の”おもり”をしてきたんだろう。
母親から一度も認められなかった自分(斉藤由貴ね)は、結局、母親になれなかったのかな。
ありのままの自分で、母に甘えることが出来なかった。
だから、娘のため、娘の幸せのため、と言いながら、実は自分の満たされなかった思いを娘で満たしたいのだろう。
自分が教師になれなかった、から、娘に教師になってもらった、ように。
「どうして、出来ないの?」
「ダメな子ねえ・・・」
母(大空眞弓)の最期の言葉はあんまりだ。
あれは呪いの遺言だね。
娘(斉藤由貴)のその後の人生を左右する残酷な言葉だったよ。
「小さい頃、4の段が言えなくてよく怒られた、ほんとはもうちゃんと覚えてたんだけど、なんだか恐くて・・・4が「死ぬ」の「し」みたいで・・・しいちがし、しにがはち、しさんじゅうに・・・あんまり「し」って言うと、お母さん死んじゃうんじゃないかと思って」
ほんとに、ただお母さんに大事に思われたかったんだねえ。
母(大空真弓)も、娘を愛してなかった訳じゃないけど、愛しているからこそ、なぜ自分の思い通りにいかないの?と、その憤りを娘にぶつけすぎたのかも。
お葬式の後、弟家族の見ている前での修羅場は凄かったけど、波瑠が言った言葉。
「おばあちゃんは本当はママにずっと謝りたいと思っていたんだよ」
「ママのこと大切に思っていたよ」
これは余計にキツイような気がする。
今聞きたくない言葉なんじゃない。
なぜそう思っていたなら、直接言ってくれなかったの?!
なぜ最期にあんな言葉を残したの?ってなるよね。
スネてベッドから出てこなかったママが、急に元気になり、豪華な料理をたくさん並べて意気揚々、
「みっちゃん一生一緒に住んでくれるよね」と脅迫のごとく後ろから言うのが恐ろしい。
ママにとって、娘はずっと自分の思い通りになる存在でなくてはならない、
自分から離れてはいけない。
みっちゃんはこの母から逃げられるか・・・
今回、柳楽優弥がすごくいい!
小さい時にブレイクしてから、山あり谷ありあっただろうけど、今役者として着実に上ってきているね。
この人の奥さんがまた可愛くていいのよね、たまにNHKの昼ブラに出ている。
来週も楽しみです。
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