カルテット世の旦那さんはこんなこと考えているのか・・・?
マキさんと旦那さんの、出会いから別れまでを、お互いの視点に立って、ずんずんと話を進める手法が、さすがだと思った。
相変わらずセリフにリアリティがあった、
あり過ぎて、なんだか怖くなったんですけど。
専業主婦になったマキさんは、狭い世界の中で生きている、そんな奥さんに冷めていく宮藤官九郎。そしてズレていく夫婦の価値観。
リアルだ。
毎日の妻の話すことが、実にくだらない話題だったのが、身につまされた・・・これって、まんまワタシジャン!!
旦那(宮藤官九郎)さんは、もともと普段から声も小さいし、自己主張をあまりしないタイプの人なんだろう。
自分の気持ちとか言いたいこととかを抑えて、他人の気持ちを優先するタイプ。
でも、それは自分が納得してやっていることではなくて、相手を思う気持ちだったり、遠慮だったり、気が小さかったり、我慢だったり、
で、今までの人生それで生きてきたんだと思う。
だから、結婚してからも、奥さんのマキさんに、
『唐揚げにレモンをかけないで』、すら言えなかった。
そういえば、母(もたいまさこ)の元からも逃げていたね、実の母でさえほんとのことが言えず我慢して我慢して、耐え切れず飛び出したんでしょう。
奥さん(マキさん)のほうからしてみたら、
勝手に一目惚れして、恋人どおしの関係でいたかったという自分の気持ちを言わず、何一つ本音を言わず、表面は物分りのいい優しい旦那を演じて、
で、
ある日、プッツンして、勝手に居なくなる・・・・
これは残酷ですよ。
あんまりですよ。
そりゃあ、失踪した次の日、合コンパーティで満面の笑みでピースサインもしますよね。
そんな風に思ってたの??なぜそれなら言ってくれなかったの?←このセリフ、女の人はみんな言うよね。
でも、男の人ってほんとに言わないからね。
そして、こっちが言わないと分からないし、言っても分からない。
「愛してるけど、好きじゃない」
妻が”女”としてではなくて、もう”家族”になってしまった、ってことか。
これも勝手な言い分だ。
男と女の違いかなあ。
女って、結婚がゴールと考える。
男って、結婚がスタートと考える、のかな。
ラストが衝撃だった、
どうなるの?
最後まで、お読みいただきありがとうございます。
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