ひよっこ、なみだのお別れ
かなりの展開をみせている「ひよっこ」。先週は島谷さんと涙のお別れ、そして、なんとお父さんとの再会!いろいろあり過ぎです……
島谷さんとのお別れのシーンだけは、絶対に書き留めておこう!と思ってたので。
バー「月時計」でおちあう二人。
島谷「みね子ちゃん、謝らなきゃいけないことがあるんだ・・・僕、佐賀の島谷家つまり、家族と縁を切ることになると思うんだ」
みね子「えっ!」
驚くみね子。
島谷「(縁談を)僕は断ろうと思う、父に手紙も書いた。だって僕の好きな人はみね子ちゃんだし、ずっと一緒に生きていたいと思っている」
みね子「嬉しいです・・・ありがとうございます」
お父さん、嬉しいです、嬉しいけど・・・
みね子「そしたら島谷さんのお家はどうなるんですか?」
島谷「う〜〜ん・・・(沈黙)、分からない」
みね子「さっき、縁を切るって言ってたけど」
島谷「うん、それしかないんだ。中途半端なことは許されないんだ。それは仕方ない、自分を通すんだから・・・・だから、何も持ってない人になってしまうんだ、おれ。大学もやめる、仕事も探さなきゃ。貧乏になっちゃうかもしれないけど。ごめんね・・・でもさ、もうお金なんて無くてもさあ、自分らしく生きられれば・・・」
みね子「島谷さん」
島谷「ん?」
みね子「まだ子供なんですね、島谷さん」
島谷「へっ?」
みね子「そんな簡単なことじゃないです。貧しくてもかまわないなんてそんなこと、知らないから言えるんです。貧しい、お金が無い、ということがどういうことなのか、分かんないから言えるんです。いいことなんて1つもありません。悲しかったり悔しかったり、寂しかったり、そんなことばっかしです。お金が無い人で、貧しくてもかまわないなんて思ってる人は、いないと思います。それでも明るくしてるのは、そうやって生きていくしかないからです。生きてくのが嫌になってしまうからです。そうやって頑張ってるだけです。わたしは貧しくてもかまわないなんて思いません。それなのに島谷さんは持ってるもの捨てるんですか?みんなが欲しいと思ってるものを自分で捨てるんですか?島谷さん、あたし、あたし、親不孝な人は嫌いです」
バーに並んで座り、黙り込む二人。
お父さん、このまま時間が止まればいいのになと思いました。
どちらかが口を開けばお別れだってわかってっから・・・
何かを納得したのか少し微笑む島谷さん。
島谷「みね子ちゃん」
みね子「はい」
島谷「先に出るね」
みね子「はい」
立ち上がり出て行こうとする島谷さん。振り返り・・・
島谷「ありがとう・・・素敵な人、好きになれて良かった・・・」
深い深いお辞儀、出ていく島谷。
思わず追いかけようとするみね子、だけど思いとどまる・・・
静かに泣くみね子。
みね子に渡すつもり(だったろう)の指輪を眺める島谷さん、そっとポケットにしまう。
バーの時計の針が12時を刻む。
みね子「20歳になりました」
ほんとは、20歳のお祝いに島谷さんはみね子にプロポーズしようとしていたのかな・・・
何も知らない、時子登場。
激しく泣きだすみね子。時子にすがりつくみね子。
「”さよなら”した〜〜!わたし、まだ『ありがとう』って言ってない、島谷さんに酷いことばっかり言った〜〜!!」
島谷さんに縁談がある、と聞いた時点で、”お別れ”を覚悟していたみね子なんだろう。まさか島谷さんが家族より自分を選んでくれるなんて夢にも思わなかったろう。
大事な大事な家族と縁を切ってまで自分と一緒になると言ってくれた、その島谷さんの気持ちだけで自分はいいんだ、これでいいんだ、と思えたのかな。
まだ若い二人。自分を選ぶことで島谷さんは全てを失ってしまう。”貧しい”ということを知らない島谷さん。愛さえあれば、なんてみね子は無理だと分かってたのか。
自分たち以外を不幸にしてしまう恋愛。みね子は、そんな”苦労”を島谷さんに味わって欲しくなかった。お金なんて無くったって、と言う島谷さんと、貧しさにいいことなんて一つもない、と言い切るみね子とは、初めから無理があったのかな〜〜・・・
せめて島谷さんの会社がうまくいっていたら、いい嫁が来た〜〜って歓迎されただろうに。
みね子があまりにもいい子でいい子で、ほんとに不憫でならない。島谷さんが、それでもどんな苦労も二人で乗り越えていこう!という風にならなかったことが、ちょっと腹立たしい。無理なんだけど。無謀なんだけど。綺麗ごとや愛だけでは生きていけないけど、それでもみね子を選んで欲しかったぞ・・・
泣いた泣いた一週間でした。
島谷さんが去って、秀がいきなりみね子を呼び捨てになったから、これは何かの暗示なんでしょうか・・・
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