探偵ナイトスクープ、あおたまくんとの別れ
最初の依頼、
6年前の新婚当時に購入した青い車を買いかえたい依頼。現在、長男(エニシ君)は4歳になり一昨年長女も生まれ、コンパクトカーでは手狭になったので買いかえることになった。しかし4歳の長男が今の車とバイバイしたくないとグズりだした。なんとか長男とマイカーをきちんとお別れさせて下さい。
なんと、真栄田探偵が行った日は、新しい車の納車の日だった。
その青い車は、息子がお腹にいる時から乗っている車で愛着がある。幼稚園の送り迎えや長女が病院に行く時、いつもマイカーと一緒だった。だからエニシくんにとっても、家族の一員のようだ、と。
エニシくんを車の中に一人にして、真栄田探偵が車の魂”あおたまくん”に扮し、車の中から話しかける。
『ぼくはこの車の魂”あおたまくん”だよ。』すっかり信じるエニシくん。
エニシくんは、今日でこの車とお別れするのが「嫌な気持ち」と表現する。大好きな車なんだね。愛着があるの分かる〜〜。優しい子なんだねえ・・・
最後に行きたいところは、「ドライブしたい。」
お母さんと最後のドライブしている間に、自宅にはトヨタの新車が到着。トヨペットの人にも協力してもらいエニシくんを説得してもらう。
帰ってきたエニシくん。さっそく新しい車に乗るエニシくん。すでにスライドドアを使いこなしている四歳、エニシくん。まんざらでも無さそう。
新しい車の魂”くろたまくん”に扮したトヨペットの担当者が、エニシくんに話しかける。
『ぼくは新しい車の魂”くろたまくん”だよ、新しい車どう?』
エニシくん「あんまり広くない」
トヨペット「そう?歩いて動けるよ」
エニシくん「6人しか乗れない」
トヨペット「いや、7人乗れるんやけどね」
必死なトヨペットの担当者・・・
ここで、真栄田の”あおたまくん”に変わる。
あおたま「新しい車好き?」
エニシくん「あんまり好きではない・・・」
急に、元気の無くなるエニシくん、車から降りて家に入ってしまった。
お母さんに抱っこされて家から出てきた時は、号泣していた・・・
どうしてもこの車と別れたくないんだねえ・・・
お母さん「ママも寂しい・・・でも、『今までありがとう』という気持ちは、ちゃんとこの車さんに言わんといけんよね」
真栄田ももらい泣き。
号泣するエニシくんだったけど、最後、車の前に行って、ちゃんと『ありがとう』、と言えたエニシくんでした。
そして古い車に乗って帰っていくトヨペットの人。小さくなって行く車くん。エニシくん号泣。でも、思わず「警察呼んで」とつぶやいたエニシくん、可愛いねえ。
西田局長も涙でした。やっぱり子供ネタは卑怯なくらい涙を誘う。
気になったのが古い車の中に、ビリケンさんのぬいぐるみが置きっ放しになってたんだけど、忘れてるのかしら。
でも、これは分かるな〜〜。わたしも結婚してから2回車とお別れしてるけど、やっぱり寂しかったもんね。売る前に写真撮ったりして。物も大きいし思い出とともに常に車があるから余計愛着も湧くしね。
売ってから、どこの県に行った、というのを聞いて、ああそうか、大事にしてもらえたらなあ、と思ったっけ。
エニシくん新しい車とも楽しい思い出作れたらいいね。
次の依頼、
妻が、生まれた時から25年間一度も洗ったことのないタオルを離さない。せめて洗ってほしい。
京都府にお住まいだけど雪の多い地方かな、玄関が二重になっていた。依頼者の隣に妻の姉一家、その隣に母親(つまり実家?)が住んでいる、という。仲良いね。
もともとは普通のタオルだった。しかしいまは、スルメ?寝室のベッドの枕にのっている物体、田村探偵いわく、ネズミの死体・・・
それはまさに無残な茶色いボロ切れの集まりでした。昔、”正倉院展”行った時、当時の人の着物を展示してたけど、それよりボロかったぞ。
田村探偵、そのタオルを臭う(ひえっ)「湿り気のある…人の皮膚を重ねたもの、肌化してます」って、ショックで訳わからんことを言いだしてますよ。
依頼者の妻に来てもらった。
そのタオルがあったら落ち着くと。とくに寝るときに鼻先にのせて寝ると落ち着くって。たぶんこれはまさしく「ライナスの毛布」だね。
妻の母と姉とその子供たちに集まってもらう。
そこで、親族のほとんどがタオル好きということが発覚。まあ誰でも小さいときは、なにかしら落ち着くアイテムがあるけど、ずっと洗わない、というのはやっぱダメだよね。
あまりにも不衛生なことが分かり、洗う決意をした妻だが、クリーニング店を何軒か回ったが汚れは落ちません、とみな断られる。
いろいろ探したところ、最後の頼み、京都の宇治市にある”ハッピー”さん、クリーニングの駆け込み寺と呼ばれているそう。へえー知らなんだ!
ハッピーさん、職人さんが企業秘密の粉を足しまくり、25年間洗わなかったタオルを入れる。しかしなかなか白くなってこない。ハッピーさんも意地になってきて、己の技術を信じて・・・
さあどうなったか。
結果は
真っ白に生まれ変わりました!
なんと汚れで見えなかったさくらんぼ柄が浮かび上がってた!懐かしの柄なんだろね。
妻は「これで舐めようが何しようが安心です」だって。
よっぽど離せないものなんだ。
そういえば、うちの姉は、”父の耳たぶ”が「ライナスの毛布」だった。福耳だった父の耳たぶを触りながら寝る、という赤ちゃんだったらしい。
そして、兄は毛布。ただの毛布なんだけど、肌身離さず。でも、それをあろうことか、ぽっとん便所(幼稚園前まで”ぽっとん”でした、若い人には分かるまい)にまで持ち込み、あえなく落とす・・・という大失態・・・あああ恐ろしい・・・
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