すべてが自分にちょうどいい

メンタルが弱いので家にいてテレビばっかり。こんなんでいいのかと思いながら今日もダラダラ。お金も大事、仕事も大事、だけど、自分が楽しいことが一番。あと掃除とか関ジャニとか京都とか。

ノイローゼになったマンションの話 始まりは①

『えっ、なに、この音・・・・?』

 

始まりは突然だった。

 

新居のマンションは11階。以前のマンションは1階で陽当たりが悪く、雨の日は湿気臭くて、晴れの日でも日照時間が短く、洗濯物が乾かなくて苦労したんだった。

このマンションに決めた理由の一つに、陽当たりがいい、ということは当然であった。

 

 

ひとりで荷解きをしていた午後2時。11階からの景色をたまにベランダからのぞいたりして。高層階に住むのは初めてでは無いけれど、まだこの景色を見飽きていないからこそ、向こうに見える山や、建物、マンションなどが物珍しく、ちょっとウキウキしていた。

 

引越してから4日経っていた。まだまだ段ボールだらけの部屋、リビングでテレビを聴きながら出した荷物を広げてあっちやこっちやと忙しく片付けていた。

 

ふと、

テレビの音に混ざって何か聞こえた・・・

「んっ?何の音?」

 

ちゃんと聞こうとして、音が鳴ったような気がしたベランダ方向に耳を向けた。でも、もう音は消えていた。

あれっ、なんだったのかな、外の工事の音かな。

 

マンションの向かいは一軒家が並んでいる住宅街。その向こうに広大な空き地があった。買った当初はどこかの会社の土地だと聞いていた。私達が住み始める直前から、その土地で工事が始まっていた。4階建の社屋を建てるようだ。

 

何も、引越ししてすぐ工事しなくてもさあ、と旦那と愚痴をこぼしていた。離れてはいたけれど、工事の音は意外に響いてくる。まあ一日中テレビを付けている我が家にはほとんど気にならない音だった。

 

また荷物を片付け始めていた。

1時間くらい経っただろうか。またさっきと同じ音が聞こえたのだ。

 

2回目とあって、今度は音をはっきりとらえることができた。

 

聞いたことのない音のような、何かに似ているような、例えようのない音。何か金属を叩いて響いているようにも聞こえる。

 

でも、耳をこらそうとすると、もう音は消えていった。

 

なんなの〜〜?

 

でも、分からない。

気になりながらも、また片付けを始め出した。

 

また1時間くらい経った頃、

さっきの音が聞こえたのだ。

 

え、え、え、

いったい何の音?

 

30秒くらいで消える音。

どこから聞こえるのか、どこで鳴っているのか、何の音なのか。

 

この日は、3回ほど音が鳴った。

 

いったいなんなのか。わからない。

 

これが、地獄の始まりになろうとは、この時は思いもしなかった。でも、なにか、分からない小さな不安のようなものが広がっていく気がしたのは確かだ。

 

 

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