NHK18祭ONE OK ROCKと1000人の若者が唄う
これまでメディアにほとんど登場することがなかった ONE OK ROCKの地上波初出演となるこの番組。
「ONE OK ROCK 18祭(フェス)」
この番組は、ONE OK ROCKと一緒にステージを作る、日本全国の18歳世代1000人の募集から始まった。
フェス当日、選ばれた1000人の18歳世代(17~19歳)のパフォーマンスと、ONE OK ROCKがコラボレーションする1回限りの1曲の奇跡のステージ。
私は、このONE OK ROCKというグループ、名前は知ってたけど、映画「るろうに剣心」の主題歌を歌っていた、というくらいの知識。
外見から、やんちゃな若者のロックバンドというイメージしかなかった。
でもこれ観てちょっとイメージ変わった、いい意味で。
ボーカルのTaka。
高音の歌声が特徴的、顔がお母様そっくりなの、とても綺麗な目をしている。
でもその目がどこか悲しげな孤独を帯びている、魅力的な人だね。
ギターとベースの2人は昔からの親友みたいで、とっても仲が良さそう。
ドラムの人も笑顔がよくて人柄が出ている。
雰囲気のいいバンドなんだ。
この企画でTakaが「技術じゃないところで勝負したい、というところがある。まず、気持ち、気合い、ていうか、そういうものを大切にしてやれたらいいな。」
綺麗な歯並びで笑いながらも真剣に話す。
技術じゃないところ、ということで、1000人の大合唱になったわけだ。
選ばれた1000人の中には、いろんな悩みや迷いや夢や挫折を抱えた若者たちがいた。
どの人も、真面目で一生懸命な若者だ。
全国各地で合唱の練習が始まった。
ほとんどが初対面の彼らは、同じ志を持っていることもあって、どんどん仲間になっていく。
でも、このなかでもやっぱり輪に入れない人がいる。
人見知りの高校生だ。
なかなか自分から話しかけられない彼女だったけど、同じような悩みを持つ男子の発表を聞いて、勇気が持てたのか、自分の思いをみんなに伝えることが出来た。
良かったねえ。
この時期は自意識の塊だからね、自分もそうだったけど、他人から自分がどう思われているのかばっかり気にしていた。
フェスの始まり。
太鼓と書道のパフォーマンスから始まった。
一面に大きく書かれた「18祭FES」
いい字だ~~~。
ここでONE OK ROCK登場!
かっこいいんだよ。
メンバーの笑顔がほんといい。
Takaの言葉も良かったのだ。
「皆さんにはこれから先、きっといろんなことが起きてきます。僕達にも同じようにいろんなことが起きてきます。ひとつだけ言いたいのは、皆さんはもう子供じゃありません。立派な大人だと僕は思っています。歳を取ってもしょうむない大人はこの世に腐るほどいるし、たとえ未成年であっても、素晴らしい思考を持って素晴らしい情熱を持ってこの世の中に生きている人はたくさんいます。みなさん一人一人の気持ちの中にある熱いものだったりとか正義感だったりとか罪悪感だったりと、いろんな感情があります。そういった一個一個に嘘をつかずに生きていくことが、僕がいちばんいつもモットーにしていることです。」
なんちゅうかっこいいこと言うんだろ。
Takaの一言で始まる!
「準備はいいですか~~!!」
We are ♪
自分を誤魔化し生きることに意味はあるか
崖っぷちに立たされ
全ての事に嫌気がさし不安を感じても
それは若さゆえもたらす絶望感
We are、We are みんなそうさ
君の足元に地はなくとも大丈夫!
僕たちは
暗闇の中の色(ひかり)だから
君は君だから
他の誰かになりたいだなんて思わないで
誇りを持ってもう怖くないって言おう
君は君だから
歌い終わった後のメンバーのやり切った笑顔がいいな~~、輝いてた。
この曲がめちゃめちゃ良かった、泣いてしまった。
若者たちの一生懸命歌う顔が映し出され、あの歌声が響く・・・誰でも泣くでしょ。
参加した1000人の18歳のみんな、泣いたり笑ったりハグしたり、いい顔してる。
この一日で自分の気持ちや環境が劇的に変わった、なんてことは無いだろうけど。
また明日から普通の日常が始まる、だけど、自分の中では確実に何かが変わったんだろうな・・・
We are みんなそうさ
いい歌だな。
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