ひよっこ、自分の居場所は自分で作る
先週の話し。
田植えも無事終わり、みね子が東京へ戻る。
急に心細くなる美代子さん。
子供って育ててる時は大変で、これって永久に続くのか、とウンザリすることもあったけど、子供はすぐに大きくなる。あんなに自分にまとわりついて、自分から離れなかった子が、すっかり大人になり、もうひとりでどこへでも行けるのだ。
もう自分を必要では無くなっていたのだ。
みね子を東京に出す時の、美代子さんの気持ちてどんなもんだったのか。想像したらなみだ出る……しかも、実さんも居なくなってさ。
『実家は好きだし、ずっと居たいと思う気持ちもあるけど、早く東京に戻りたい、自分の居場所で働きたい、という気持ちも強くあって』
みね子ももう立派な大人になったんだね。
みね子の居場所は、奥茨城の実家ではなくて、東京・赤坂の狭いアパートの一室であり、「すずふり亭」の職場なのだ。
子供が、自分で自分の居場所で生きていく。
親は取り残されたような気持ちでそこから動けない。
自分もそろそろ自分の居場所を作らなきゃな、な〜んて思ったのである。