探偵ナイトスクープ、消えたヤドカリ
うちの息子にとって友達同然のペットのヤドカリが逃げた。
我が家では息子2人がそれぞれヤドカリを飼っていたが、五歳になる弟の方のヤドカリが水槽の蓋をこじ開けて脱走。家中を探したが見つからない。このヤドカリ、息子たちの名前にちなんで、”とうやど”、”らいやど”と名前をつけて可愛がっていた。生き物にそんなに愛情を注ぐのは初めてだっただけに、なんとか見つけてあげたい。一緒に探して下さい。
このヤドカリがまたデカイ。10センチくらいはありそう。「オカヤドカリ」といって陸に棲むヤドカリだそう。
逃げ出して12日目。え~~~、12日って、結構、日にち経っちゃってるよね、大丈夫か・・・
家の中をいろいろ探すも見つからない。
息子たちは、一階の物置部屋が怪しいと言うが、物置部屋を見せたくないお父さん、確かに物置状態だったから見せたくなかったんだろな。
しかしやっぱりそこにはいなかった。
家から出た可能性は?ベランダの網戸が破れている!その隙間から外に出たのでは?
しかし床の穴は小さくて、ヤドカリは通れない。
ここで、専門家にきてもらった。
ヤドカリを扱う熱帯魚ショップの方に来てもらった。12日目というと、もしかして殻だけになっているかもしれない。水分がなければ生きていられない、ということで、もしかして・・・という不安が起こる探偵と依頼者。
もう一度、くまなく家の中を捜索。冷蔵庫の裏も見るがいない。窓を開けていたら外に出る可能性はある、ということで、ベランダを再捜索。ベランダの角になんと大きな穴発見!
ここからなら落ちる可能性はある、と。下からべランドを見上げると穴が見える。
これは、落ちる可能性大ですね。
近所の人にも、『ヤドカリは見かけなかったか』を聞いてみるが、やはり誰も見ていない。
がっかりした弟を見るのは悲しいので、”とうやど”に似たヤドカリをペットショップから持ってきてもらう。しかしペットショップには”とうやど”より小さいヤドカリしかいない。バレるのを覚悟で、そのヤドカリを”とうやど”にすることにした。
わざと、見つかったように大声で、「あー!」と叫ぶ。
大喜びで息子たちが集まってくる。『見つかった~~?』
そして、”とうやど”にみせかけた”偽とうやど”を見て、弟は、ひとこと。
「小っちゃいな」・・・・
やっぱり、ごまかせないね。
ここでネタバラシ、
結局見つからなかったので、”偽とうやど”を用意したのだ、と。しかし弟はこれは”とうやど”と言い張るので、まあこれが”とうやど”でいいか、と、収録は終わった・・・・
と、思ったら、
依頼者宅を出て20分後、
なんと、本物の”とうやど”が見つかった!と依頼者から連絡が入った!
2軒先のご近所さんが、ヤドカリの”とうやど”を家に届けてくれた、と。
その(ご近所さんの)家の娘さんが帰宅時に、玄関にヤドカリがいることに気づいて、家族に「うちの玄関にヤドカリがいるよ」と話したら、ああそれは近所の人が探してるヤドカリだわ、となって届けた、と。
これは奇跡だねえ・・・
たまたまベランダの穴から外に落ちて、雨が降ったり餌もあったりで生き延びたのかも、ということでした。
子供達はこの奇跡にあんまり驚いていないようだったけど、これってほんとに凄いことのような気がする。子供達の執念が”とうやど”を呼び戻したのかもよ・・・
探偵ナイトスクープがたまにおこす奇跡の回でしたね。
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