白ゆき姫殺人事件
先日、テレビで放送されていた、
映画「白ゆき姫殺人事件」。
あらすじ
人里離れた山中で10か所以上を刺され、焼かれた死体が発見される。殺害されたのは典子(菜々緒)で、容疑者は化粧品会社のOL城野美姫(井上真央)。テレビディレクターの赤星雄冶(綾野剛)は、美姫の同僚、家族、幼馴染などに取材。典子が美姫の同期入社で、美人で評判だった一方、美姫は地味で目立たない存在だったことが報道され・・・
原作の文庫が出たときに、読んでみたいと思いながら、忘れていたし、映画化した時も観たいなと思いながら忘れていた。
なので、録画して観てみました。以下ネタバレありますのでご注意下さい!
菜々緒演じる三木典子、こんな女いますよね。
自分が常に皆の中心にならないと気がすまない。そして自分は決して悪者にならず、他人を操って自分の手を汚さず思い通りにしてしまう、しかしあくまで自分は傍観者のふり。
でもまあ結局周囲にその本性がバレて、殺されてしまうわけですが・・・
犯人はちょっと意外だったけど、人の思い込みって怖いですね。
あの人はこういう人だから、きっとこうする、きっとこんな行動をする、という決め付け。
人の何気ない発言一つでこうも人の考えが変わってしまうのか・・・SNSの暴走の怖さというか。
しかし、井上真央演じる城野美姫、この人なんでこんなにタイミング悪いんでしょうか。
自分が好きな歌手を階段から押して(故意ではなく)転落させ怪我をさせてしまう、という展開。
これって物語上必要なのか。あ、そうか、このことで、美姫はビジネスホテルに引きこもってしまうという流れか・・・
それにしても幼い頃からツイテないよねえ。井上真央さんって気の強いエネルギーいっぱいの役もできるけど(花よりだんごのように)こんな地味で目立たない普通の会社員の役も出来るんだね。
こういう普通の人が演じられるって役者として素晴らしいと思う。なぜならこの世の物語はほとんどが普通の人で作られているから。
どんな役も出来るよね。
これが菜々緒のように容姿端麗スタイル抜群のどこにでもいないような人だと、普通のOLの役は出来ませんわな。
どうしても悪女とか犯人とか極端な役になっちゃうよね。
で、映画の話に戻ります、途中からぐいぐい引き込まれてどうなるのかと見入りましたが、犯人はあっけなく捕まった感がある。
まあスカッとしたけど。