べっぴんさん女四人集まれば!
とうとう集まった!縫い物屋の仲間。
明美さんもスミレの想いに心を開いてくれた。
そんな小さな同志の結成を優しく見守る麻田さん、彼の小さい拍手が可愛い、心のあったかな人なんだなあ・・・
スミレは幸せもんだ。
なのに、このお嬢さま三人衆は、どこまでも世間知らずなのだ。
本気で商売する気あるのかい、とちょい不安になったぞ。
まず、値段でしょうが。
相変わらずの引っ込み思案のスミレですが、この商売だけは信念で突き進むのでしょう。と、願ってます。
スミレの父の五十八との再会で、複雑な心境になる明美。
「ええもんなんて知らんで育ったから、うちは。大事な大事なお嬢様と使用人の子供が一緒に働くなんて、どう思ったやろな、坂東の旦那様は。」
「言葉どおりですよ。マツさんには大変お世話になった。その娘さんいうことです。ええですか、物事はまっすぐに見るもんです。せやないと、これから起きることすべてが曲がってしまいます。」
麻田さんの言葉っていつもじーーんとくるなあ。
穏やかで優しくいつまでも、このお嬢様たちを見守っていくんでしょうね。