べっぴんさん感謝の気持ちって伝染するね
しかし、大急百貨店の小山さん、意地悪だよねえ。
社長の前でスミレにダメだしされた(スミレは真実を話しただけ)ことを根に持ってるんだろう。
勝手にお弁当箱の注文300個って。
出来ないのを分かってのことだろうが。
でもアルマイトの弁当箱に絵の具で絵を描いていたけど、あれは水に強いんだろうか。一回洗ったら全部消えたりして。
息子龍一が、やんちゃすぎてノイローゼ気味の良子ちゃん。
心配した旦那がスミレ宅を訪ねる。
「身内はやんちゃな男の子いう一言や済まないんです。言うことは聞かんし、物を投げたり、保育所も断られたとか。怒ってもあかん、なだめてもあかん、言い聞かせよう思ても聞いてくれへんし。聞けばお店でも迷惑かけたとか。(良子が)追いつめられていようでこのままでは・・・」
うなだれる旦那。
喜代さんが言う。
「手の掛かる子は、ええ悪いや無くて、人の何倍も手の掛かる子はおるんです。」
旦那「どないしたらよろしいやろか。」
喜代「手を掛けてあげたらええんです。周りに何人も大人がおるでしょ。親が、や無くてみんなで育てるんです。」
何かを納得したスミレ。
キアリスで久しぶりに良子ちゃん入れて全員揃った。
スミレ「みんなで(龍一に)手を掛けていこ。そういう子はきっと人の何倍も幸せになるんちゃうかな・・・・・ごめんね、良子ちゃん。辛い思いしてるの気付かなくて。」
みんなに、これしたらあかん、あれしたらあかん、と言われて龍ちゃんもしんどかったんだ。
「龍ちゃんはいい子」と皆に言われ、「うん龍ちゃんはいい子」と自分で言った。
自分のことを認められて、驚くほど聞き分けのいい子に変身。
あかんあかんばっかりじゃあ、ほんまにあかん子になる、いい子いい子でほんまにいい子になる。
ちょっと気まずくなっていた良子ちゃんと明美ちゃん。お互い謝って歩み寄った。
「わだかまり無しでいこうや」という明美ちゃん。
やっぱりこの人強いわあ、芯が強い。
そして、そんなふうなことがあって、君江ちゃんも思うところがあったのでしょう。
今まで息子を育ててくれたお姑さんに、面と向かって感謝の言葉を述べるのでした。
甘やかしてばっかりだと思っていたけど、お姑さんのおかげで、息子はこんなに優しくきちんとしたいい子に育った、と。
ひとりが相手の気持ちに立って、思いやりを持ち、素直に接すると、また相手も素直になって心を開く。
感謝の気持ちって大事なんだ。
なんでも当たり前になって、思いどおりにいかないと不満が出てくる。
けど、感謝の気持ちが生まれると、そこには不満も不平も無い、ただただありがたい気持ちでいっぱいになる。
その感謝の気持ちが伝染した、みんなに伝わった。
きっとうまくいく、キアリスはうまくいく、でしょう。
そんな予感。